対応できる工事
新築(主力)
- 国産無垢材を大工が手刻みし、木組みで構造体を作る「木組土壁の家」
- 「石場建て」(礎石の上に柱を直接載せる伝統構法。建築基準法上は限界耐力計算による構造適合性判定〈適判〉を経て合法的に施工)
- 意匠設計から施工管理まで、設計施工の一貫体制
リフォーム・改修
- 在来工法の住宅を伝統構法の手法で改修(骨組みは活かし、耐震補強が必要な箇所だけに手を入れ、内装を無垢材・漆喰塗りで仕上げる)
- 親世帯の1階移動を伴うバリアフリー改修(施工例より)
- 耐震改修とあわせた無垢杉材への改装、温水床暖房の導入(施工例「地杉に触れる家」)
- 和紙内装・杉板床への張り替え(施工例「和紙に着替えた家」)
- 増築(既存住宅への1部屋増築、造園との連携も対応)
- 小規模工事: フローリングの無垢板張り替え、水まわりの改装、建具の木製建具化、ブロック塀の意匠変更、玄関まわりの一新、障子の張り替え、雨樋の掃除など。「小規模の工事の場合、」…
その他
- 文化財・蔵の改修相談(川越蔵の会の会員として蔵づくりの町並み保全に関与)
得意なこと
伝統構法・石場建てへの特化
現行の建築基準法では施工しづらい「石場建て」に積極的に取り組み、専用ページで構造適合性判定の費用(審査料約17万円、構造設計書作成約50万円、意匠設計増約20〜30万円、工事費は坪単価約10万円アップ)まで具体的に開示している。
創業90余年・数百物件の実績
「創業来90余年の間に住宅を中心に新築・増改築含め数百物件」とある。
自社に設計・施工管理・大工技能を内包
代表の綾部孝司は建築学科卒業後、商業ビルのテナント設計や住宅設計事務所を経て家業を継いでおり、意匠設計・構造設計・大工技能をあわせ持つ。現場は代表と弟子、工務店OBの協力棟梁数名(30代前後)が担当し、二級建築士・一級建築士・二級建築大工技能士・インテリアコーディネーターなどの資格者がスタッフに含まれる。
業界団体・メディアでの発信
「職人がつくる木の家ネット」の埼玉メンバーとして活動し、朝日新聞(夕刊・社説)、雑誌「住宅建築」、エクスナレッジムック等での掲載・執筆実績が2003年から継続的にある。2026年8月には有志メンバーによるムック本「BIOCITY ビオシティ別冊」創刊号が発刊された。
料金の目安
| 工事 | 価格 | 基準 |
|---|---|---|
| 注文住宅(伝統構法・手刻み木組み仕様) | 坪75〜100万円が中心価格帯(90万円台〜) | 坪単価。仕様グレードにより変動(木組・壁下地・建具・屋根・風呂等の仕様で上下) |
| 家族4人向け住宅(30坪・100㎡目安) | 建築工事費2,700万円〜 | 設計料8%・ガス工事・地盤改良・外構・税別 |
| 石場建てへの追加費用 | 構造適合性判定の審査料 約17万円/構造設計書作成 約50万円/意匠設計の増分 約20〜30万円… | 一般的な土台仕様と比較した場合の増分 |
| 小規模工事(水まわり・建具・障子張替え等) | 地元なら「材料費と工賃だけ」 | 遠方の場合は職人の交通費・滞在費が別途かかる |
坪単価90万円台〜という水準は、量産住宅と比べて高く見えるが、「量産住宅は営業人件費・展示場維持費・広告宣伝費などの間接経費を含むため、コストは大きく変わらない」と説明している。
施工事例
施工例一覧に掲載されている23件。うち説明文が確認できたものと、タイトルに「リフォーム」を含む3件を中心に記載する。
| 案件 | 内容 |
|---|---|
| 雑木の庭にとけこむ家-リフォーム | 既存住宅への1部屋増築+雑木林をイメージした庭づくり(造園は栗原造園と共同)。 |
| 地杉に触れる家-リフォーム | 築25年での改装。無垢材+温水床暖房への改装と耐震改修をあわせて実施。 |
| 和紙に着替えた家-リフォーム | 築30年余りの住宅。内装に和紙、床に杉板を張り替え |
→ リフォームは既存住宅の骨組みを活かしながら、耐震補強・内装の自然素材化(無垢材・和紙・漆喰)・増築を組み合わせるパターンが中心。
保証・アフターサービス
「綾部工務店の家づくり」ページに、住まい手による日常的な「管理」とつくり手による「保守」の連携という考え方が詳しく説明されている。引き渡し時に、その物件専用の「住まいのお手入れガイド」を渡し、施主自身が「自分の家は自分で守れる」スキルを身につけられるようにするという方針。異変が起きた際はつくり手に連絡し保守にあたる体制と説明されている。
補助金
2025年からの建築物省エネ法による断熱性能の義務化については、ブログ記事「どこへ向かう日本の家と暮らし」で言及があるが、補助金制度そのものへの言及ではない。
対応エリア
「基本的には川越より1時間半位を目安」と明記。「範囲以外でも対応可能な場合がありますのでご相談下さい」との案内もある。
向いている相談
- 国産無垢材・手刻み・木組み・土壁を使った伝統構法の新築住宅
- 建築基準法上ハードルの高い「石場建て」を検討している相談
- 在来工法の住宅を、骨組みを活かしながら自然素材(無垢材・漆喰・和紙)と耐震補強で改修したい相談
- フローリング1枚、建具1本、障子の張り替え、雨樋掃除など小規模な工事(川越近郊であれば材料費と工賃のみで対応)
- 蔵など文化財的建物の改修相談
問い合わせ・見積もり
| 手段 | 内容 |
|---|---|
| 電話 | 049-224-0493 |
| 問い合わせフォーム | あり(/inquiry)。お問い合わせ区分(新築の相談/改築の相談/文化財/見学会申し込み/イベ… |
| メールアドレス | 公開なし |
モデルルームはない(「ハウスメーカーのような展示場はありません」)。施工中の建物やすでに住んでいる家を見学、または構造見学会・完成見学会、「木の家ネット・埼玉」のイベントでの模型・施工写真展示で家づくりを確認できる。打ち合わせは事務所または訪問形式。